結婚相談所仲人が語る結婚相談所で婚活して結婚できる人、結婚できない人・うまくいかない人、やめどきは?

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「結婚相談所を検討しているけれど、自分に向いているのか不安」、「結婚相談所で活動しているけれど、結婚できないかも…」

そう感じている人はいませんか?

この記事では、結婚相談所の仲人として100人以上の成婚者をみてきた筆者が、結婚相談所で婚活して結婚できる人、成婚できない人の特徴、結婚相談所でうまくいかない人のやめどきを解説していきます。

結婚相談所を検討中の人、結婚相談所で成果が出せず悩んでいる人の参考になれば幸いです。

結婚相談所で婚活して結婚できる人、結婚相談所に向いている人の特徴

すぐに決まる人は、男性も女性も共通の特徴があります。

  • 仲人の意見を聞き入れることができる人
  • 自分から行動できる人
  • たくさんの異性に断られてもくじけない人

仲人の意見を聞き入れることができる人

結婚相談所で結婚できる人は、仲人への報連相がマメで、仲人のアドバイスを素直に聞き実行できる人です。

結婚相談所の活動では、専任の仲人がついて2人3脚で活動していきます。

仲人のアドバイスは経験則だけでなく、お見合い相手や交際相手からのフィードバックも踏まえています。

プロポーズのタイミング、連絡頻度が適切か、非常に言いにくいデートの感想など、仲人のアドバイスを通して知ることができます。

ある男性は身だしなみが原因で、過去に数回のデート後にお断りを受けていました。
本人に似合うコーディネートをアドバイスした結果、その後はデートが上手くいくようになり、意中の女性と成婚退会できました。

自己流ではなく仲人のアドバイスを聞き入れることが、婚活成功の近道といえます。

自分から行動できる人

婚活は自分から積極的に申し込みをして、連絡やデートの約束も相手待ちではなく、自分から行動できる人が成果を出しやすいです。

以前担当した30代前半の女性は男性まかせではなく、デートの場所の提案やお店の予約を、自分からしていました。
成婚までのスケジュール管理や退会後の住まい探しも、自分から男性に提案して、6ヵ月の活動で成婚退会していきました。

男性女性関係なく、自分から行動できる人はスピード婚していきます。
男性も積極的な女性を好む人が多いようです。

たくさんの異性に断られてもくじけない人

結婚相談所では、たくさんの人にお申込みをしていきます。

お見合いが成立して、交際まで発展する確率は、全年齢平均6.6%です(IBJの「お見合いの依頼に対する快諾率」レポート)。

経済産業省から出された、「少子化時代における結婚関連産業の現状」によれば、実質的な成婚率は、男性が 8.4%、女性が 10.1%です。

断られる回数が多いため、振られることを恐れず、振られたことを気にしない人が結婚相談所に向いています。

30人以上にお申込みをして、1人しか成立しない人でも、根気よくお申込みを続けた結果、成婚退会していきました。

結婚相談所で婚活して結婚できない人、うまくいかない人の特徴

結婚相談所で婚活して結婚できない・うまくいかない人の特徴は、以下のとおりです。

  • 希望する年齢差が合わない人
  • 結婚相談所に入れば簡単に結婚したいと考えている理想の人と出会えると勘違いしている人

希望する年齢差が合わない人

男性と女性では、希望する年齢差が異なります。

婚活されている人の年代にもよりますが、多くの女性は同世代の男性を求める傾向です。
一方、子供を考える男性は、女性の出産年齢を考え、年下の女性を求める傾向があります。

歳の差は、女性で30代後半以降は5歳上から、男性で40代以降は10歳下までが現実的です。

38歳の女性が、30代を希望していましたが、お見合い自体1年間成立しませんでした。

20代から30代前半の女性であれば、同世代もしくは年下の男性とお見合いが成立します。しかし、30代後半以降の女性は、同年代の男性でもお見合いの成立は難しくなります。

スペックが高い男性でも、希望する年齢差の人と成婚するのは難しいことがあります。

40代前半の男性医師が、20代前半の女性ばかりにお申込みをして、1度も受諾されずに1年以上が経過したケースがあります。しかし希望年齢を30代前半に広げた結果、すぐに成婚に至りました。

結婚相談所に入れば、結婚したいと考えている理想の人と簡単に出会えると勘違いしている人

結婚相談所に入れば、理想の人と簡単に出会えると勘違いをして、希望条件を変えずに婚活してもうまくいきません。

結婚相談所でスピード婚したものの、理想の人と違ったので、また探せばいいやと甘く考えスピード離婚して、結婚相談所に再入会する人もいます。

33歳の女性が、30代年収1,000万以上、高学歴、高身長、海外駐在勤務の男性を希望していましたが、希望するような男性からの申し込みが来ないまま数年経ちました。

このままでは負け組になると思い、男性の条件を年収700万以上、高学歴、40代前半にかえてみたところ、お見合いが成立するようになりました。

あまりにも現実離れしている理想の人とは、結婚相談所でも出会えません。

宗教、恋愛経験なし、恋愛感情なしは成婚に関係ある?

成婚の妨げになる要素として、宗教や高望みがあります。

恋愛経験の有無や恋愛感情の有無は、気にされる人は多いですが、あまり成婚とは関係ありません。

宗教については、日本は半数以上の人が無宗教で、結婚相手の宗教を気にする人が多いです。
成婚直前で宗教をカミングアウトして、破談になったケースがあります。

恋愛経験なしでも成婚されている人はたくさんいます。
むしろ、恋愛経験がない人は結婚相談所がおすすめです。
なぜなら、仲人のアドバイスを受けながら、安心して婚活を進めていくことができるからです。

26年間恋人ができなかった男性が結婚相談所に入り、仲人のアドバイスをもとに婚活したところ、同じく恋愛経験のない女性と成婚しました。

また、恋愛感情なしでも成婚には関係ありません。
長い目でみたときに結婚には恋愛のときめきではく、安心感や居心地の良さの人が重要だからです。
そういった観点で相手を決めるという意味では、結婚に恋愛感情は重要ではありません。

女性で恋愛感情を持ちにくい人が、彼女を大切にしてくれる優しい男性と成婚しました。恋愛感情ではなく、安心感で相手を決める人もいます。

結婚相談所のやめどきは?

結婚相談所のやめどきは、1年以上同じ結婚相談所で活動していても成果が出ないときです。

成婚退会者の平均的な結婚相談所の在籍期間は、約9ヵ月です(2023年版IBJ成婚白書より、2023年に成婚した13,516名の男女合わせた中央値)。

1年経っても成果が出ない場合には、何か原因があるということです。

原因が解消できない時は、やめどきです。

高望みが原因の場合、相手に求める条件を柔軟に変える必要があります。

相手に求める条件を変えられない35歳の女性がいました。
何度か仲人とのカウンセリングをしましたが、どうしても塩顔イケメン、年収800万以上、年齢は2歳上までの条件が譲れません。

1年以上お見合いが成立することなく、活動を続けていても希望の相手には出会えないと判断し、退会していきました。

仲人との相性が原因であれば、担当変更もしくは別の相談所へ移籍しましょう。

結婚相談所のシステムが合わない場合は、別の婚活方法に変えましょう。

結婚相談所では真剣交際期間が、最長でも6ヵ月までと決まっています。

とても慎重な性格で、毎回6ヵ月の交際期限がきて破談にしてしまう女性がいました。
交際相手が本当に自分と合っているか判断するには、6ヵ月では短すぎると感じたとのことです。

自分のペースで交際できるアプリでの婚活の方が向いてると判断し、退会していきました。

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