婚活という言葉が浸透すると同時に、『婚活鬱(うつ)』に悩む人も増えてきました。
筆者も婚活鬱に悩まされた一人です。
一時期は病院に通院し薬を内服するまでの状態でしたが、それを乗り越え令和婚をしました。
自分の中では婚活鬱になってしまったことに劣等感を感じていましたが「鬱になるまで頑張れる努力家なだけだよ」と言ってくれたのが今の主人です。
婚活鬱とは、婚活疲れが重症化した状態です。
・一生懸命に婚活しているのに成果が出ない
・相手から断られ続ける
・結婚しないとやばいと焦る
このような女性は、精神的なケアが必要になる前に対処することが大切です。
ここでは、婚活鬱になった体験をもとに婚活鬱になる原因やどのような症状がでるのか、また予防法や脱却法を紹介します。
目次
婚活鬱(うつ)体験者が語る!婚活鬱になった原因
頑張って婚活するからこそ、罹りやすい”婚活鬱(うつ)”…
マッチングアプリなどの婚活サービスを利用し婚活していると、マッチングできなかったり、メッセージのやり取りが続かないなんてザラ。
また、いざ初デートまでたどり着いても、会ってみて「あれ?全然タイプじゃない…」と期待を裏切られることも日常茶飯事でした。
婚活が上手くいかない期間が長くなると「婚活して運命の王子様に出会うぞ!」という目的から、「早く相手を見つけて婚活から抜け出したい」という目的に知らず知らずのうちになってしまいました。
さらに出会ってお付き合いに発展できた彼氏とすぐに別れる羽目になります。
「婚活市場から脱出したい!」という気持ちだけで交際しているので、当たり前のように愛をはぐくんでいくことはできませんでした。
こんな間違った目的の婚活が成功するわけもなく、活動が長期化。
年齢的なタイムリミットで焦り、失恋することで自尊心や自己肯定感を下げ続けることになり、メンタルへのダメージも蓄積されるという負のループに陥ってしまい婚活鬱になっていきました。
”生涯を共にしたい相手と出会うことの難しさ”を甘くみて、失恋し続け、活動が長引いてしまったことが筆者の婚活鬱を患った原因でした。
婚活鬱(うつ)の症状はこれ!確認すべきチェックポイント
婚活鬱(うつ)とは、辛い婚活が原因で発症する鬱病のような症状のことです。
専門外来もありますが、原則的に鬱病と診断され治療していきます。
筆者が婚活鬱になり病院に通院していた頃の症状をまとめました。婚活鬱か気になる方は、婚活鬱か診断するためにチェックしてみてください。
→婚活をやめるのが怖い
”辛い”と感じることは、自分がSOSを出しているということです。
しかしそのSOSを感じながらも、婚活をやめることができないのは正常ではありません。
「いま婚活をやめると一生結婚できないかも…」という感情は、一種の強迫観念です。
焦りやプレッシャーから辛くても婚活をやめれない人は、婚活鬱が悪化する前に対処すべきです。
→想像する未来がすべてネガティブ
結婚は人生の大きなターニングポイントです。
そのため婚活が上手くいかないということは、自分の人生の未来も不安になってしまいます。
「結婚もできない自分は孤独死するかもしれない」だったり「自分には人並みの幸せは訪れない」のようにネガティブな未来ばかりを想像してしまいます。
婚活ができないことが理由で、将来の自分の人生全てが悪くなると悩んでしまうことが続いているのなら、婚活鬱になっている可能性があります。
→自分や他人にマイナスな感情を持っている
頑張っても婚活が上手くいかないと自分に自信がなくなったり、周りの環境や人をマイナスな感情で見てしまうようになります。
たとえば「私は結婚すらできないようなダメ人間なんだ」とか「男性はみんな若くてかわいい子しか相手にしない」のようにネガティブに物事を受け止めるようになります。
物事をネガティブにしかとらえられなくなったり、「どうせ自分なんて…」と思い始めていたら注意が必要です。
→メンタル的不調が体調不良になってきた
婚活鬱の症状は、鬱病と同じなので身体的不調もでます。
体調不良の例としては、不眠、下痢or便秘、頭痛、倦怠感、食欲不振などです。
自分はメンタルが強いから「婚活鬱は大丈夫!」と思っていも、メンタル的不調ではなく、身体的不調に悩まされることがあります。
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婚活鬱(うつ)から脱却した方法
「婚活鬱(うつ)」になったら脱却することが最優先です。
婚活鬱が長引くと、結婚はおろか日常生活も平穏ではなくなる可能性があります。
筆者が婚活から脱却した方法を紹介します。
→婚活サービスを退会した
婚活鬱から脱却するためには、うつ症状の原因である婚活をやめることが1番大切です。
筆者の場合は、婚活サービスを退会して婚活という戦いから非難しました。
婚活サービスを退会して結婚のチャンスがなくなるのは怖かったですが、「病んでいる自分は魅力的には見えないはず」と思って、勇気をもって退会しました。
退会して気づきましたが、婚活サービスを利用することだけが婚活ではありません。
友達の紹介やフラッと立ち寄ったお店での出会い、そんな日常にも幸せな出会いが転がっています。
婚活サービス利用することで疎かになりがちだった、日常のいろいろな楽しみや繋がりを大切にして”魅力的な自分”になるために退会するという選択も時には必要です。
→結婚以外の目標をたてた
結婚以外の目標をたてると気が紛れますし、他のことを頑張ることで自分に自信を取り戻すことができます。
筆者の場合は、資格取得の勉強をしました。
自分に自信をつけるためではありましたが、「今は資格取得のために頑張るときで婚活は二の次!」っと”いい意味で言い訳”にしました。
婚活鬱になってしまう人は、真面目すぎることが多く、それゆえに自分の力では変えることができないものまで抱え込んでしまっています。
婚活は自分が努力した分だけ、成功できるとは限りません。
頑張ってもなかなか成果が出ないということは、”今はまだ結婚のタイミングではない”ということかもしれません。
上手くいくときもあれば上手くいかない時もあるのが人生、「今は上手くいかない時期だ」と上手に言い訳を作ってあげることも大切です。
結婚以外の目標をたててそれを頑張ることで自分の自信を取り戻し、”今頑張るべきは婚活じゃない”っと上手に言い訳ができることで気分転換できます。
→周りに婚活苦戦中であることをバラした
筆者は「結婚なんてみんな普通にしているのにこんなに苦戦している自分は恥ずかしい」っと思ってしまっていました。
このようなプライドが高い人も、婚活鬱になりやすいです。
筆者は友達など周囲の人に、婚活苦戦中で病んでいることを告白しました。
すると友達に「あなたには幸せになってほしい」と言われ、きっとこの友達みたいに自分のことを大切にしてくれる男性はいるはずだと思うことができました。
自分一人で抱え込まず、相談できなければ誰かに話してみるだけで、”こんな自分でも大丈夫”と思うことができ穏やかになります。
→結婚がゴールでないことを知った
何のために結婚したいのか?と突き詰めれば、幸せになるためです。
結婚出来れば幸せとは限りませんが、結婚して不幸になるのであれば結婚する必要なんてありません。
そう考えると結婚することだけがゴールではありません。
幸せになることがゴールです。
幸せになるためなら結婚してもいいし、しなくてもいい。そう考えると結婚するために病気になるのは本末転倒と思え一気に気持ちが楽になりました。
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婚活鬱(うつ)を克服したからわかる婚活鬱予防策
「婚活で病気になるなんて本末転倒」と頭でわかっていても、現実にいい男性が現れ結婚できない、断られ続けるとやはり辛いものです。
こういった時は婚活の辛さをできるだけ取り除いて、予防できるものは予防しましょう。
→活動期間を設ける
婚活する時期と期間を決めて、メリハリを持って活動しましょう。
「この3ヶ月は婚活を精一杯頑張る」と自分で期間を決めれば頑張れます。
ダラダラと活動することが1番の悪手です。
婚活鬱を予防するためにも、婚活成功のためにも婚活を頑張る期間を設けましょう。
→婚活サービスの併用はしない
結婚相談所と婚活アプリの利用や複数の結婚相談所に登録するなど婚活サービスの併用で出会いの数を増やすことはできます。
しかし出会いが増えすぎると、対応する数が増えるので疲れやすくなり、婚活鬱の原因になりかねません。
婚活は、たくさんの初対面の人と出会わなくてはなりません。
出会うだけでなく、自己アピールをしたり相手がどんな人なのか見極めたりと気を張り続けることになるのでメンタル的疲労もあります。
なので同時に複数の婚活サービスを利用するのではなく、一つの婚活サービスを頑張ってみて相性が悪ければ退会して違うサービスを使ってみるようにすることをオススメします。
→婚活を幸せになるための修行だと考える
婚活では辛いことが次々起こります。
たくさん失恋もして自分に自信もなくなります。
でもその大変な思いをした分だけ、自分が磨かれて成長することができます。
筆者も婚活鬱になって辛かったですが、病むまで頑張ったからこそ結婚できるような自分に成長出来たんだと自負しています。
頑張りすぎはよくないですが、この辛さも幸せになるための修行だというメンタルがあれば婚活鬱にはなりません。
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婚活鬱(うつ)を乗り越えたから今がある!
筆者は一時期婚活鬱(うつ)になり、病院に通院し内服までしていました。
その時は婚活どころか日常生活すら過ごすのも大変でした。
そんな状況だったので婚活サービスを退会し、結婚できないのは自分に生涯のパートナーになれるほどの魅力がないのだと、自分磨きを頑張りました。
しかし、婚活鬱になったからこそできるようになったことがあります。
自分にも他人にも寛容になることです。
婚活鬱になる前は「結婚相手はこうあるべき!」と変なプライドの塊。
そのプライドのせいで、相手の良さにも気づけませんでした。
でも婚活鬱になってプライドがズタズタに崩れ、男性を素直に受け入れられるようになりました。
それで何とか令和婚をゲットできました。
鬱になったときは人生のどん底に落ちた状況でしたが、婚活鬱により自分が成長できたので結婚できたのかなぁ、と思います。
婚活鬱になるほど頑張ることが結婚の条件とは思いませんが、やはり人間的に成長しないと結婚できないようです。
そういった意味で、婚活鬱の対処法と言えば、「寛容」と「成長」なのかもしれません。