30代、40代まで独身でいると、結婚について焦りが出てくると思います。
周りでは「赤ちゃんができたり」「子どもが入園、入学」したりするなど、周囲からは幸せな声も聞かれ始めます。
その一方で、「嫁姑との関係」「浮気」「経済的困難」など、結婚せずに独身の方が良かったと言った声も聞かれ始め、結婚に対し不安や心配を抱えてしまうこともあるでしょう。
では、結婚したらどのような苦労、不安や心配、デメリットがあるのか?、生涯独身のほうが幸せなのでしょうか?、結婚のすることで起こりうるデメリットを紹介します。
目次
女性が結婚することで起こりうるデメリット
女性の結婚には、たくさんのメリットがありました、ですが、デメリットが無い訳ではありません。女性によっては、結婚後の生活に思いを馳せ過ぎた結果、逆に様々な不安に苛まれてしまった……という場合もあるでしょう。
そんな方のために、ここでは結婚することによって考えられる不安やデメリットについて掲載いたします。加えて、不安や、デメリットの対処法、解決法も合わせて紹介しますので、不安の種を一つ一つ消してあげてください。
1.パートナーとのすれ違いや喧嘩
結婚生活につきものなのが、パートナーとのすれ違いや喧嘩です。恋人同士であれば、うまくいかない……と感じた瞬間、相性が悪いに違いない、と我慢を止め、別れてしまうこともできますが、一度結婚してしまえば、簡単に離婚はできません。つまらない喧嘩が長引き、二人の間に亀裂が生じてしまった……という場合もあるでしょう。
こうなってしまっては毎日がストレスの連続で、楽しくない結婚生活になってしまいます。「一人だったら、こんな忍耐必要なかったのに」そんな考えが浮かんでしまうことだって、あるかもしれません。
それでは、パートナーとのすれ違いや喧嘩になってしまった時は、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
このような状態を修復するためには、会話を大切にすることが第一です。違う環境で育ってきたのですから、価値観や考え方が違うのは当たり前と心得て、その溝を埋めていく必要があります。
結婚当初から、「嘘はつかない」「気になることはその場で解決する」「怒らずに話し合う」、などの約束をしておくのも良いでしょう。相手と自分が違う人間であることを認識していれば、ストレスやイライラが激減します。違って当たり前、違うからこそ良い関係が築ける、という気持ちでいてください。
話し合いの際には、相手の気持ちに立ってあげることが大切です。特に男性は口論が苦手なため、女性が怒涛のように文句を言ってしまうと、黙り込んでしまう傾向にあります。こうなってしまってはすれ違いや喧嘩が長引くだけですから、女性のほうからやんわりと思いを伝える、妥協案を提案するなどの配慮を行いましょう。
喧嘩が起きるのは相手を好きだという証拠でもあるでしょう。本当に嫌いになってしまったら、話すのも、口を利くのも嫌になってしまいます。「喧嘩ができている=二人の関係を強固にする」チャンスだと前向きにとらえ、パートナーの性格に合った仲直り法を考えていくことが大切です。
2.自由に使えるお金や時間が減ってしまう
30代、40代の多くの女性は収入が安定し、一人でも生活できる経済力をすでに持ち合わせています。そのため、結婚をしたら支出が増える、育児にお金がかかる……といったお金の不安や、自由に遊びに行けなくなる、プライベートな時間がなくなる……といった心配を抱えているケースが多いようです。
確かに、結婚生活には独身生活にはない制限があります。夕飯を作るため、仕事が終わったらまっすぐに帰ったり、女子会や同窓会へ参加する際に、パートナーの許可が必要だったり、という場合もあるでしょう。
それでは、自由に使えるお金や時間が減ってしまい、悩んでいる時にはどのような対処法、解決法があるのでしょうか?
このような状態に陥らないためには、「最初から頑張り過ぎないこと」そして、「一つ一つ丁寧に聞く」という姿勢が必要です。「新婚だから……」とスタートから完璧に家事をこなしてしまうと、パートナーは“できて当たり前”“してもらって当たり前”と感じてしまいます。こうなってしまうと後に引けず、女性の方にばかりどんどん仕事が山積みになってしまうでしょう。
ですが、結婚してしまった後に、家事が多少行き届かないくらいで離婚を考えたり、激怒したりするような男性は、そういません。特に共働きの場合は女性の負担が増えがちですから、事前に分担できる範囲を確認する、疲れている時にはお惣菜や外食、家事サービスを利用する、といった方法で上手に乗り切っていきましょう。
女子会や忘年会、同窓会などのお出かけは、普段からの心遣いがカギとなります。まずは、パートナーが同じように出かける際、何も言わず快く送り出してあげましょう。「また付き合い?」「友達と私どっちが大切なの?」なんてことを言っていては、自分が出かける際に同じセリフを言われてしまうでしょう。
パートナーを見送るタイミングなどで「お互いのプライベートを大切にしてくれる人で良かった」「友だち関係を大事にしているところが好き」などの言葉で、これからもプライベートな時間を持ちたいことを、さりげなくアピールしておくのも良い方法です。
お金の問題は、結婚前に相手とルールを作っておくことが大切となります。お互いが自由に使えるお小遣いの額を事前に決めておく、毎月の貯蓄額を相談しておく、もしくはお財布を別々にして家計は折半にする、など、二人のルールを明確にしておくと良いでしょう。
自由がなくなるように感じる結婚ですが、これから年を重ねるにつれ、出かけるのが億劫になったり、周囲も落ち着いたりと、外出や出費の機会が減っていきます。そんな時でも、家でのんびりと一緒に過ごせる相手がいる、寂しくない、という点が、結婚の良いところなのかもしれません。
3.子育てや家事労働の負担
「家事は苦手」「自分に育児なんてできる自信がない」そんな不安を抱えている女性は、結婚に尻込みしてしまいがちです。実家暮らしで家事は親に任せている……という状態なら特に、毎日食事を作って、洗濯や掃除もしなければいけない生活は苦痛に思えるでしょう。
子どもが生まれれば、母としての仕事も増えます。料理を作る量は増え、洗濯ものは倍増、子どもが走り回ったり、興味を持ったりするため、素敵なインテリアとは無縁となり、部屋の印象もがらりと変わります。
それでは、子育てや家事労働の負担で悩んでいる時には、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
そもそも、女性なら家事ができて当然、ではありません。家事なんて経験がない、という状態から、また、家事なんて面倒……と思いながらも、やっているうちに要領が良くなった、という女性の方が、実際は多いでしょう。
料理には数々の時短テクニックがありますし、素材と混ぜるだけでプロの味になるような調味料も多く売られています。掃除などは毎日頑張る!のではなく、今日は廊下、今日はキッチンなどポイントを決めれば、短時間で終わらせることができるでしょう。
親世代を見ていると、家事が完璧でなければ主婦や母親は務まらない、と思ってしまいますが、若い頃は皆、慣れない家事に試行錯誤していたようです。そのくらい、家事や育児には慣れが必要なのです。
最初はできなくて当たり前、上手に手を抜くのが主婦の知恵、と心得て、自分らしい家事、育児法を考えれば、結婚への不安が消えていきます。新入社員が人を指導できるまでに何年もかかるように、家事や育児も年単位で上達していくものですから、くれぐれも高い理想を抱え過ぎず、ゆったりとした気持ちでスタートしましょう。
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4.パートナーの浮気や不倫
結婚に不安を感じている女性の多くから聞かれるのが、「パートナーが浮気や不倫をしてしまったらどうしよう」という女性関係の問題です。
ニュースでも連日のように不倫問題が騒がれているため、余計に心配が募ってしまいますよね。これらの情報だけ見ていると、「男性は浮気して当たり前なの?」と思ってしまいそうですが、実際には浮気や不倫をしているのはほんの一部です。9割以上の男性は、一人の女性だけを見つめていることを、まずは知っておきましょう。
それでも、パートナーの浮気や不倫が心配になってしまったら、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
どうしても不安がぬぐえない……それなら、パートナーが浮気の気持ちを起こさないような女性を目指すことです。
一番してはいけないのが、不安だから、心配だから……と相手を束縛してしまうケースです。
心配の言葉は男性のプライドを逆に傷つけますし、帰宅時間の設定や、メールなどを義務付ける行為は、逆に外へ飛び出したいと感じるようになるでしょう。
結婚生活で何より大切なのは、相手を“信頼する心”です。知らない女性が参加している飲み会であっても「楽しんできてね」と送り出すような余裕ある女性になる事で、男性は「こんなに信じてもらっているのだから、しっかりしなくては!」と襟が正されるでしょう。
また、浮気や不倫を心配する女性の多くが、結婚せず恋愛を続けることで、相手が浮気した場合でもすぐに別れられる、と結婚から気持が離れがちです。ところが、男性の浮気率は恋愛時の方がはるかに高いというデータがあります。「まだ結婚していないから大丈夫」と逆に浮気されてしまう場合もあるんです。このことからも、結婚制度が相手の浮気を封じるために有効なことが分かります。
恋愛と違い、一生一緒に過ごす結婚生活で育まれた絆は、かけがえのないものです。浮気や不倫といった不安や心配を減らしたいなら、あえて結婚の道を選ぶことが正解なのかもしれません。
5.嫁姑問題に巻き込まれる
結婚を考えた際、「相手は良い人なのだけど相手の親はどんな人だろう?」「姑にいびられたりしたらどうしよう」といった思いで躊躇してしまう女性がいます。結婚=女性が相手の家へ入る、という意識でいる年配者はまだまだ多く、モヤモヤした気持ちを抱えてしまうでしょう。
相手の親が遠くに住んでいる、マンションなどで同居は不可、という場合なら良いのですが、「将来は二世帯で」「近くに住んで行き来したい」などの誘いを受けることもあります。どんなに良いお姑さんであっても、毎日顔を合わせていたら、ストレスになる事もあるでしょう。
それでは、嫁姑問題に巻き込まれないためには、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
嫁姑問題では、結婚前にパートナーの気持ちを確認しておくことが大切です。「将来の同居についてどう考えているのか」「意見が対立してしまった時、双方の意見を聞いてくれるのか」、などを話し合っておくことで、いざという時対応に困りません。
相手の家柄がしっかりしている場合の方が、嫁姑問題が起きにくいというデータもあります。恋愛の末、初めて親に会ってみたらとんでもない人だった……という失敗をしたくないなら、事前に相手の親の学歴や職業を確認しておくのも一つの手です。
嫁姑問題に巻き込まれないためにも、相手の両親とは、できるだけ早い段階で顔を合わせておきましょう。付き合い始めてもなかなか親に合わせてくれない相手は、「結婚する気がない」「もしくは親に問題がある」、という場合があります。ある程度付き合いが長くなってきたら、女性側から「そろそろご挨拶したいんだけど……」と会う機会を求めてみてください。
この時、女性側も訪問のマナーをしっかり覚え、相手の両親から好印象を持たれるように気遣いましょう。第一印象が良い女性は、長く良い関係が築かれます。逆に初対面でお互いの相性が悪い場合は、その後も引きずってしまう可能性があります。このケースではパートナーとよく相談し、距離を置いた付き合いができるかどうかも含め、考えていきましょう。
6.相手の親の世話、介護をしなければならなくなる
親と同居する、しないに関わらず、親の世話や介護といった問題が、多くの家庭に訪れるでしょう。「介護なんてしなくていいよ」「親とは疎遠だから」と言っていた男性でも、いざ自分の親が目の前で辛そうにしていたら、「助けてあげたい!」という気持ちになるものです。
ところが、自分自身の仕事が忙しい男性は、この問題を女性に丸投げしがちです。女性にとって“寝耳に水”な問題であったとしても、仕方がない……と介護生活が始まった結果、自分の時間を失ったり、体調を崩してしまったりすることもあります。
場合によっては、予定していなかった同居生活になってしまったり、余儀なく引越しになったりと、生活環境ががらりと変わってしまう場合もあるでしょう。
それでは、相手の親の世話や介護問題に巻き込まれてしまった時には、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
親の世話や介護問題で一番大切なのは、相手の男性にしっかり主導権を持ってもらうことです。女性側からは聞きにくい、老後の計画などを、早い段階できちんと確認しておいてもらいましょう。
「急なケガのサポートはできるけれど、介護はできない」など、自分の気持ちを事前に伝えておくことも大切です。介護生活は長引くことも多く、支えている方が先に倒れてしまった……というケースもあります。
無理なく、手伝える範囲を理解してもらっておくことで、必要以上に頑張らなくて済みます。相手の親と仲が良い場合は、「何でも任せて!」とつい張り切ってしまうこともあるでしょう。ですが、それでは最後まで息が続きません。
「前は色々してくれたのに……」と言われないためにも、最初から頑張り過ぎず、継続できる範囲でのお世話や介護スタイルを取ることが大切です。
ただし、介護問題では結婚することで受け取れる、メリットもあります。少子化により、一人っ子がどんどん増えていますが、女性側の両親に介護が必要になった場合、一人っ子や姉妹しかいない家庭であっても、パートナーからサポートしてもらえるでしょう。
結婚しようかどうかで迷っている場合は、このような自分の家族構成を考えながら検討してみましょう。男性側に兄弟が多い、実家近くで別の兄弟が暮らしている、と言う場合も、介護の負担が回ってくる可能性が低くなります。
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7.旦那の仕事関係の人、旦那の親・親戚などとの付き合いが必要
自営業の男性や、長男の妻、社長の妻としての仕事がある家庭へ嫁いだ場合、これまでには無かった様々な付き合いが生まれます。パーティーやイベントなどへ出向いたり、相手の親や親せきの宴会の席でコンパニオンのように働いたり、といった状況に陥ることもあるでしょう。
元々社交性があり、人との付き合いが楽しいタイプなら良いのですが、性格的に向いていなかったり、自分の仕事が忙しくても頼まれたり、というような場合は、付き合いの予定が入るだけでうんざりしてしまいます。
それでは、男性側の人間関係で悩んでしまった時には、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
この状態を何とかするためには、まず相手の仕事関係の人や家族と親密になりましょう。仲良くなってしまったら、余計にいろいろ頼まれそう……と思うかもしれませんが、こちらから心を開き、懐へ入り込むことで、良い関係が築かれます。
嫁の立場だから……といつまでも気負っていては疲れやストレスが増すだけですから、自分の会社の人や自分の家族と同じような付き合い方が理想です。
また、これらの接待的付き合いにはいくつかのコツがあります。「自分は前に出ず、相手の話をとことん聞いてあげる」「お酒の席ではコップを空にしないようお酌する」「控えめかつ気品あふれるファッションやメイクで一目置かれる存在になる」など、女性側の努力でその場がぐっと過ごしやすくなるでしょう。
あまりにも付き合いが頻繁で辛くなってしまった時には、正直に「休みたい」と伝えるのも効果的です。男性側にとっては当たり前の習慣も、女性にとってはそうではないと気付かせてあげることで、付き合いの回数を減らしたり、早めに下がらせてもらったり、といった配慮が受けられます。
8.男性の家との家系、しきたり、文化の違いに苦しむ
結婚すると、これまで全く違った家庭環境で育ってきた相手と暮らすことになります。各家庭の考え方やしきたり、文化の違いなどで悩んでしまうでしょう。自分は当たり前だと思っていたことも、地域の差で大きく違いが出る場合もあります。
「寝る前にお風呂へ入っていたけれど、食事前にして欲しいと言われた」
「食事の味の濃さや、食べ方がまったく違うため料理が大変!」
「家を出る際や帰る際に行う作法がある」
「男性を立てるのが当たり前、という考え方が強く残っている」
など、家庭によって様々な問題が生じるでしょう。その中には、笑って済ませられるものもあれば、絶対に譲れないものまで多岐にわたります。
それでは、しきたりや文化の違いで苦しくなってしまった時には、どのような対処法、解決法があるのでしょうか?
しきたりや文化の違いで悩んだら、まずとことん話し合いの場を持ちましょう、この時、「なんでそんな変わったしきたりがあるの?」と責めたり笑ったりしてはいけません。違和感を覚えているのはお互い様だと心得て、絶対に譲れない部分について決まりを作っておくと後が楽になります。
また、見知らぬしきたりや文化に触れた際、最初は驚きますが、今まで自分がしてきた習慣よりも、新しい習慣の方が効率的であったり、良い考えであったり、ということも少なくありません。頑なに自分の考えを守るのではなく、柔軟に相手の意見を取り入れることで、より素晴らしい自分になれることもありますから、”知らないことを知るチャンス”と捉え、前向きに受け入れていきましょう。
最後に
結婚にはたくさんのデメリットがありますが、多くの問題が女性側の考え方や、パートナーのサポートで乗り越えられるものばかりであることに、気付かれたと思います。
30代、40代ならまだまだたくさんの結婚のチャンスが待っています。
「結婚も悪くなさそう……」そう思ったら、婚期を逃すことなく、相手探しをスタートさせましょう。結婚が自分自身の魅力アップや、人間関係の広がり、そして心の支えをもたらしてくれるはずです。
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